病院経営研究会研修事業『看護主任、師長、副部長のための管理者研修~アドラー・ドラッカー・コヴィーから学ぶ3』


3月16日、病院経営研究会研修事業の初級看護管理者向け研修 『看護主任、師長、副部長のための管理者研修~アドラー・ドラッカー・コヴィーから学ぶ』 を開催いたしました。
3回シリーズの最後となる今回のテーマは、「How toからの脱却」です。

 

もしも今あなたの夢がかなうとしたら?

あなたの夢がかなうとしたら?という問いをきっかけにセルフイメージをつけていきます。
セルフイメージは自分自身で創ったのではありません。周りの人に創り上げられているのです。
スタッフを叱ることができない、しっかりリーダーシップをとれない…それには自分自身のセルフイメージがかかわります。
自らの中にあるホメオスタシス(恒常性)が邪魔をします。
変化を導くためにはまず自らのセルフイメージを知る必要があります。
セルフイメージを変革させていくために、まず自分との約束を守ること、小さくみえる少しのことから始めていきます

セルフイメージが変わり、目指す人に近づいていくと、今までとは違う別の情報が入ってきます。
新しい情報が入ると意識の変革がはじまります。意識が変わると行動にも変化が訪れます。

 

強みを知るにはフィードバック分析

高めたセルフイメージから強みを見つけ、強化していくためにはまず気づいたことを書き留め、目標を設定し、振り返りを行うことです。
一生懸命取り組んだ仕事は何か?失敗は何か?
期待と結果を照合していくことで新しい方法と行動が見出せます。
強みが分かればその強みに集中すること、その強みをさらに伸ばすことに集中していくこと、そうすることで、仕事の仕方や学び方をさらに理解することができます。

 

プロフェッショナルとしての働き方

プロフェッショナルとは、生涯プロとして働き続けること、それをコミットしていくことです。
仕事を人生労働として捉え、息の長い働き方を考えていくことにそのヒントがあります。

組織改善をしたい、編成をしよう、そう考えだした時点でセルフイメージ、自分がとらえている組織のイメージは動き始めます。
自分自身が選択した反応が組織や部署を変化させていきます。
優秀な人材の不足が叫ばれる昨今ですが、人材は組織の中に必ずいます。
自分自身のセルフイメージを変革させることで見えている世界を変え、新しい世界を見つめてみることからマネジメントは始まります。

人心掌握のはじまりはセルフイメージです。

対等に相手と接し、相手を尊敬信頼し、相手の誠意を信じる。
心を掌握するのではなく、双方向のかかわりで人の心はつながり、双方からの掌握がうまれます。

 

前回と同様、関西のたくさんの病院から看護管理者のみなさまにご参加いただきました。
少し期間をおいて、フィードバック研修会を行う予定にしています。
ご参加していただいた皆様、ありがとうございました。 

 

2017-03-25 | Posted in 新着情報, 研修セミナーComments Closed 

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