達成体験と自己効力感の関係


定期的に就労支援施設のプログラムを担当しています。

利用者の多くは20代前半で、発達や精神、知的に障がいを抱え、サポートを必要としている若者たちです。

障がいの有無にかかわらず、社会生活を送っていくうえで成功経験の必要性は言うまでもありません。

それと同じくらい重要なことは、達成体験の有無です。

達成体験とは、自分自身で望んだことを自分の力で成功させた、達成したという体験のことです。

そして、この達成感は自己効力感を生み出す、高めることに最も必要なことなのです。

自己効力感とは、事故に対する信頼感や有能感のこと、わかりやすく言うと、

「自分はできる」「私ならできる」

という感覚、セルフイメージのことです。

自己効力感が低いと、積極的な行動やチャレンジする気力が無くなります。

逆に強い自己効力感を持っていると、失敗しても大丈夫、という思いが芽生え、トライする意欲が湧き、実行に移しやすくなります。

望む未来を描けるどうか、描いた未来を掴めるかどうか には、自己効力感が大きく影響するのです。

障がいの有無にかかわらず、誰もが明るい未来を描ける社会、チャレンジができる社会を実現させていくことが大切です。

 

2016-01-14 | Posted in 組織と個人とキャリアComments Closed 

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