通所介護・訪問看護リハビリスタジオ見学/~PLAST~


今回は、神戸市長田区にあるPLASTさんに見学させていただきました。IMG_1769

 

理学療法士さんが運営するリハビリスタジオPLASTさんは2015年に開設されたリハビリ特化型デイサービスです。このたび訪問看護ステーションを開設されとのことで見学をさせていただきました。

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阪神大震災で火災による大きな被害をうけた新長田駅前は、震災後の都市開発で都会的なアーケード街に一斉整備が行われました。
しかし震災の被害と都市開発を免れた駅の南東エリアは、昭和のかおりが色濃く残る商店街が網の目のように並んでいます。
そんな風情のある街並みの一角にPLASTさんはあります。

 

「想いを叶える身体をつくる」 

をコンセプトに、セラピストの指導の下、マシンを使わないリハビリテーションを実施され、商店街をはじめ地域の高齢者の方々が毎日リハビリに励まれています。

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7月にオープンした訪問看護ステーションは、2階建ての古い住宅を、地域の専門家の力を借りてリノベーションされたとのこと。
「訪問看護ステーション」のイメージを一掃するような、雰囲気のあるオシャレなオフィスでした。

 

天然木をそのまま柱にみたてた感じのオブジェですね。配線が色々とされていました。工夫しだいでこんな感じに。

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元、家具屋さんの店舗だったようですが、2階天井もはがして、屋根裏を上手に見せていました。昔の名残りの大型換気扇がいい感じですね。

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代表の廣田さん、まだお若く30歳とのことでした。約2年前に理学療法士特化型のデイサービスを展開し、現在では利用者はこれ以上増やせないくらいの利用者数です。そして、訪問看護ステーションを併設し、今後の未来もたくさん語ってくれました。壁一面のホワイトボードは非常に使いやすそうな感じです。

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新長田は、古くからここに住み、これからも住み続けたいという思いを持つ高齢者と、
新しく建て直されたマンションに移り住み、利便性と機能性を優先する若い人たちが混在するとても難しい地域です。
 

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PLAST経営者であり、理学療法士でもある廣田社長の 

「医療と地域を結びつけたい」

という思いに、この地域だからこそ実現できる地域医療とまちづくりの可能性を感じることができました。

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ゆったりした空間の中で、丁寧にお話をいただいた廣田社長、ありがとうございました。

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これはリハビリでよく使う道具をモチーフにしたサイン。かわいいですね。

2016-07-26 | Posted in 地域包括ケア, 新着情報, 現地見学ヒアリングComments Closed 

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