助成金を活用した看護師の人材育成で上限500万円まで活用できます
弊社では日頃より、病院から経営改善に関するご相談をお受けしているのですが、改善するにもなかなか手許の資金が不足しているというのが現状です。そこで政府が実施している助成金を活用することで、その資金を捻出し、経営改善ならびに、医療の質向上への足がかりにしていただこうというのが本事業の概略です。
情報提供や研究・議論がメインの研究会とは違った角度で、病院経営を直接的にご支援できればという想いで始めた事業です。
さて、「成長分野等人材育成支援事業」はご存知でしょうか。
おそらく、初めて知る方がほとんどだと思います。国の助成金も人気があるものから、ほとんど知られていないものまで様々あり、探せば意外と掘り出し物が出てくることがあります。本制度もその一つで、厚生労働省が実施しているものになります。
簡単に制度の概要をご説明いたしますと、雇用開始から5年以内の雇用保険加入者を対象として、6ヶ月から1年の期間中に10時間以上の教育(Off-JT)を実施することで、一人あたり上限20万円の奨励金を受給することができる事業です。1コースあたりの上限なので、コースは上限設定なしです。素晴らしい枠組みです。
つまり、実質無料で職員の研修を実施することができる助成金となっております。詳しい内容は以下の厚生労働省サイトにてご確認ください。http://www.mhlw.go.jp/general/seido/josei/kyufukin/f-top.html
この制度を出来るだけ多くの病院様に活用していただきたく思い、大阪を皮切りに、東京、福岡、名古屋の計4か所で、説明会を実施いたしました。
また各説明会の概要、参加者数は以下のとおりです。
【大阪説明会】
日 時 :9月30日・10月4日(2日間)
場 所 :大阪産業創造館
参加者数:59名
【東京説明会】
日 時 :10月19日・10月21日(2日間)
場 所 :東京国際フォーラム
参加者数:58名
【福岡説明会】
日 時 :11月24日
場 所 :アクロス福岡
参加者数:56名
【名古屋説明会】
日 時 :11月25日
場 所 :名古屋会議室
参加者数:33名
このように数字にまとめますと、福岡が1日だけにも関わらず突出して参加者数が多いことがわかります。
福岡という土地柄なのか、医療の質向上に対する意識が高いのか、詳しい分析をしておりませんので、断言はできませんが、当日の質問やご相談内容が助成金の額面に関するものより、職員の教育研修をどのように実施したほうが良いのか、その手法や効果、効率性についての話題が多かったように感じました。
ともあれ、各地で多くの方々に説明会へご参加いただき、様々な病院の現状、課題を知ることができ、大変勉強になりました。お忙しい中、説明会へご参加いただいた皆様へここで深く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。