チームワークとは何か
先日、関わっている就労支援施設で、チームワークについてのプログラムを開催しました。
「チームワーク」よく耳にする言葉ですが、あらためて学んだことはありますか?
「みんなで力を合わせましょう」「助け合って取り組みましょう」と、繰り返し言われてきましたが、あらためて体系的に学ぶことはありませんでした。
「チームワークが大切だ」と、何度も言われるから、そうなんだろう…と思っていませんでしたか?
就労支援施設で関わっている人たちには、いろんなタイプの人がいます。
そもそも、他者への意識が薄い人もいます。
「協力」という概念を理解することが難しい人たちもいます。
「協力」したい意識は強いけど、その中についていけないタイプの人もいます。
そういう人たちの中で、「チームワーク」ってなんなんだろう…というところから考え始めました。
チームワークには3本の柱があります。
「目的・目標」「コミュニケーション」「協力・協働」 です。
プログラムでは、これら一つ一つについて、それが一体、集団でどういう意味を持つのかということを体験的に考えていきます。
すると、普段は見えない、いろんな顔が引き出されていきました。
思わぬかたちでリーダーシップを発揮する人、
いつもは人に関心を示さないのに、フォローアップがしっかりできた人、
与えられた役割と、責任を最後までやり通す人、
いつもはリーダーなのに、こういうときはフォロワーになってしまう人、
人と自分の境目がわからないけれど、隣の人を見ながらタイミングを合わようと取り組んだ人、
ワイワイ、キャーキャー、と、ゲーム感覚で大騒ぎしながら、さまざまなかたちで、思いがけない能力が見えてきました。
最後のフィードバックで、みんなの中に残ったものは、「チームワークをとるって、なんか楽しい!」という意識でした。
これが何よりだと思っています。
このプログラムは、一般の企業研修でも同じように使っています。
同じようなところで盛り上がり、同じようなところで、同じような悩みが表出されます。
あなたの組織のチームワークはどうですか?チームワークを考える、構築するお手伝い、喜んでさせていただきます。