医療者の言葉かけの大切さ


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昨日、厚生労働省が、外見で判断が難しい発達障害などの早期発見のために地域の小児科医への研修を開始すると発表しました
診断だけでなく、子どもや親への対応や言葉かけの研修も行われるとのことです。

昨年末には、文部科学省もある調査結果を発表しました。
全国の公立小・中学生の中で、発達に課題を抱えているとみられる子、何らかの支援が必要だと思われる子の割合が、6.5%に上るとのことです。

 

発達障害を早い段階で発見することは、その子のその後の人生にとって、とても大きな意味があります。

不安を抱えたお母さんからの相談を、一番初めに受ける人の対応はとても大切です。それが、その後の支援につなぐ第1歩となるからです。

 

医師であれ、保健師であれ、支援センターのスタッフであれ、それは同じことです。
けれども、やっぱり医師である先生の言葉は特別です。

どんな言葉も、重く、大きく、響きます。

言葉は魔法です。

患者にとっては医療者の言葉。
子どもにとっては親の言葉。
あなたにとっては、あなたが愛する人の言葉。

その言葉たちは、とくに大切で、からだのあちこちにまで染み渡る力があります。

毒にも薬にもなる。

絶望にも希望にもなる。

自分の発する言葉に意味と責任があること。

医療現場で働く者としては、そのことをこころに留めておきたいものです。

発達障害の早期発見。

今回のこの取り組みは、明るい未来をつなぐために、大きな意味を持つことになるでしょう。

2016-02-02 | Posted in 組織と個人とキャリアComments Closed 

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