東大生の4人に1人は…


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先日、ニュースで「東大生の4人に1人はアスペルガー症候群」という記事が出ていました。

現役東大生、卒業生が言われているのであればそうなんでしょう。

最近、私の周りにも、「僕はアスぺなんだよね~」とか、「ちょっとADHDだから~」などと言う人が増えています。

さまざまな活動が功を評して、発達障害の認知度は上がってきています。それと並行して、自らを自虐的に表現して笑いをとったり、理解しあえない相手のことを揶揄するために使う人も目にするようになりました。

◆アスペルガーってなぁに?

アスペルガー症候群や注意欠陥多動性症候群、学習障害などを自閉症スペクトラムと言います。スペクトラムとは「連続体」という意味です。自閉症スペクトラムとは、「ふつう」から「障害」への連続性の中にあります。なので、「どこから」 なのか、という明確な線引きがありません。

年齢にふさわしい発達、社会性、社会行動がとれているかということが1つの指標になります。これは、文化や民族性によっても大きく異なります。もちろん、数値化できるものではありません。とてもあいまいです。

 

どういう状態を「障害がある」というの?

自閉症スペクトラムの特性があって、その特性のために適応障害があらわれている、困りごとがたくさん出ている、その状態を「発達障害」がある といいます。
特性があっても、それで困っていなければ、「障害」とはいわないのです。問題なのは「困っているけれど、それが何かわからない」ということです。

あまり知られていませんが、実は、医療福祉従事者にも、その特性を持つ人たちはたくさんいます。

物事は、捉え方次第で良いほうにも悪いほうにも転がります。
障害の認識が広がることはとてもいいことです。揶揄されることも、認知度が高まったことの表れでしょう。広がった知識をどう利用していくか、どう活かしていくか、それ次第で世の中の動きも変わってきますね。

 

2016-02-09 | Posted in 組織と個人とキャリアComments Closed 

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