診療報酬改定の動向-診察料など0.49%引き上げ、薬価は減額へ


005bc446aa5138424da405e3bc61b645_s

診療報酬改定の動向ですが、大枠は決まってきました。気になるのは入院医療の部分の詳細です。当面は延期していた課題などがどうなるかで入院医療も変動します。

診察料など0.49%引き上げ、薬価は減額へ

下記文面は引用 朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASHDL00NJHDKUTFL00X.html

診察料や薬代の公定価格の診療報酬について、政府・与党は18日、来年度の見直しで診察料などの本体部分を0・49%引き上げることを決めた。前回の2014年度改定時の0・1%に比べ、大きく上積みする。薬代の薬価は減額し、全体の改定率はマイナス0・84%ほどで調整。社会保障費の伸びを抑制しつつ、医師ら医療従事者の人件費となる本体を増やすことで医療業界に配慮する。

 診療報酬は2年ごとに見直される。改定率がプラスなら医療機関の収入が増えるとともに、財源となる公費や保険料、原則1~3割の患者の窓口負担も増える。マイナスなら逆にいずれも減る。1%分で国費は年間約1110億円、窓口負担は年間約540億円の増減となる。

 来年度の改定では、医療機関の経営に直結する本体部分について医療業界に加え厚生労働族議員や厚労省がプラスを強く主張。当初は前回並みの小幅なプラス改定で調整していたが、最終的に上積みすることで財務省と折り合った。上積みする分の財源は、処方する湿布薬の枚数を制限するなど診療報酬にかかわらない医療の給付を絞り込むことで捻出。さらに、18日に閣議決定された今年度補正予算案に、来年度予算で想定していた社会保障の施策の多くが前倒しで盛り込まれたことで確保した。

 一方、薬代は9月時点での実勢価格が公定価格を下回っており、その差額分をほぼそのまま薬価に反映。改定率はマイナス1・33%ほどで調整している。その分、薬は安くなる。

 全体の改定率がマイナスになるのは08年度以来8年ぶり。前回はプラス0・1%だったが、消費増税対応分として1・36%を上乗せしたため、実質的に2回連続の引き下げとなる。本体は08年度からプラス改定が続く。本体が増額される分、診察料も上がる。

2016-01-14 | Posted in 経営サポートブログComments Closed 

関連記事